国土交通省 6月の貸家の新設着工、4ヵ月連続で前年同月比プラス

国土交通省が発表した6月の新設住宅着工戸数によると、分譲住宅は減少したが、持家と貸家が増加したため、全体で前年同月比7.3%の増加となった。

6月分の新設住宅着工の総戸数は、前年同月比7.3%増の7万6,312戸。4ヵ月連続の増加。持家は同10.6%増の2万6,151戸で、8ヵ月連続の増加。分譲住宅は同1.5%減の1万9,877戸で先月の増加から再びの減少。

貸家の新設着工は、前年同月比11.8%増の2万9,802戸。勢いが衰えず4ヵ月連続の増加で今年1~6月の半年間の合計は、前年比2.6%増の15万3,296戸。

公的資金による貸家は減少したが、民間資金による貸家が増加したため、貸家全体で増加となったもの。

貸家の6月の新設着工で前年同月比プラスとなったのは2府33県。地域別では北海道を除く全国でプラスとなり、都市圏別でも3大都市圏がプラスとなっている。

前年比でおおよそ4年近く減少を続けていた貸家の着工数が、4ヵ月連続で前年同月比プラス化している現象は、賃貸市場の大きな変動の始まりと見ていいと思われる。

(一般社団法人 全国賃貸不動産管理業協会2021/8/16メルマガ参照) 


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