国土交通省 3月と令和2年度計の新設住宅着工戸数

3月の貸家の新設着工、前年同月比31ヵ月ぶりの増加

国土交通省が公表した3月と令和2年度(令和2年4月~令和3年3月)計の新設住宅着工戸数によると、3月の新設住宅着工は、持家、貸家、分譲住宅が増加したため、全体で前年同月比1.5%の増加となった。

3月分の新設住宅着工の総戸数は、前年同月比1.5%増の71,787戸で、21ヵ月ぶりの増加。持家は同0.1%増の2万2,340戸で、5ヵ月連続の増加。分譲住宅は同2.8%増の2万1,824戸で、先月の減少から再びの増加。

貸家の新設着工は、同2.6%増の2万7,245戸で、実に31ヵ月ぶりの増加。公的資金による貸家は減少したが、民間資金による貸家は増加したため貸家全体で増加となったためで、2021年1~3月の合計では、前年比5.1%減の6万9,595戸。

2年7ヵ月ぶりに増加した貸家の新設で、前年同月比プラスを示したのは、北海道、宮城、山形、東京、千葉、神奈川、富山、山梨、静岡、愛知、大阪、広島、愛媛、高知、福岡、長崎、佐賀の1道1都1府14県と広範囲に及んでいる。

一方、令和2年度の新設住宅着工戸数は、前年度比8.1%減の812,164戸で、2年度連続の減少。持家は同7.1%減の263,097戸で、2年度連続の減少。分譲住宅は同7.9%減の239,141戸で、2年度連続の減少。貸家は前年度比9.4%減の303,018戸で、4年度連続の減少
となった。

(一般社団法人 全国賃貸不動産管理業協会2021/5/17メルマガ参照) 


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