アットホーム 令和2年度「定期借家物件」の募集家賃の動向調査結果を発表

定期借家マンションの平均募集家賃は前年度比概ね上昇
 
不動産情報サービスのアットホーム(株)は5月20日、同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された、令和2年度(令和2年4月~令和3年3月)の「定期借家物件」の募集家賃動向について調査した結果を発表した。対象エリアは首都圏、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市。

それによると、令和2年度の首都圏における定期借家マンションの平均募集家賃は、東京23区のシングル向き、カップル向きと東京都下を除いて、前年度比で上昇した。とくに千葉県では、全面積帯で上昇率が普通借家を上回った。

普通借家が全エリア・面積帯で上昇したのに対し、定期借家アパートの平均募集家賃は、エリアや面積帯によって上昇・下落にバラつきが見られた。東京都下と埼玉県では全面積帯で下落しており、全エリア・面積帯で上昇している普通借家と差が見られた。

また、コロナ禍以降、テレワークなど在宅時間が長くなったことで広さや部屋数を求める動きが増え、戸建に注目が集まっている。首都圏の戸建における定期借家物件の平均募集家賃は、全エリアで普通借家を上回り、家賃差額の大きい東京23区では、普通借家と比べて建物面積が広く、築年数も新しい傾向が見られた。

(一般社団法人 全国賃貸不動産管理業協会2021/6/1メルマガ参照) 


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