国土交通省 八王子市内階段崩落事故の調査結果を公表

八王子市内階段崩落事故の共同住宅の施工者が関与した共同住宅に係る調査結果を公表

国土交通省は6月1日、4月17日に東京都八王子市内で発生した共同住宅の屋外階段崩落による死亡事故を受け、関連物件の現地調査結果を取りまとめて公表した。

調査結果によると、共同住宅における屋外階段崩落による死亡事故を受け、当該共同住宅を施工した(株)則武地所及び同社の代表者等が関与した屋外階段を有する共同住宅について、同省は特定行政庁に対し、屋外階段の劣化状況等に関する現地調査の実施を要請。併せて、危険性があると判断されるものについては特定行政庁から所有者等に対して改善指導、注意喚起等を行うよう要請した。

その結果として報告された共同住宅は、東京都、神奈川県内に241件(当初報告166件、追加報告75件)あり、このうち屋外階段の劣化等による危険性がみられた6件については、建築研究所等の専門家による現地調査も踏まえ、特定行政庁からの要請に基づき、所有者等により鉄製階段を支える仮設の柱(支保工)の設置など安全対策が進められている。

また、同省では特定行政庁に対して、今般報告された共同住宅の所有者等に対し、建築士等による詳細調査、屋外階段(自立する鉄骨造であるものを除く)の改修計画の提出、改修の実施、改修(恒久措置)完了までの間、当該屋外階段の定期的な点検及び特定行政庁への報告を要請した。


(一般社団法人 全国賃貸不動産管理業協会2021/6/17メルマガ参照) 


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