アットホーム 「ウィズコロナ時代に人気の条件・設備」ランキング

不動産情報サービスのアットホーム(株)は12月9日、全国のアットホーム加盟店を対象に実施した「不動産のプロが選ぶ!『ウィズコロナ時代に人気の条件・設備』ランキング」の結果を次の通り発表した。

2020年4月までのコロナ禍前(ビフォーコロナ)とそれ以降(ウィズコロナ)の賃貸物件と売買物件で求められている条件や設備について調査したもの。

賃貸編は、ビフォー・ウィズコロナともに1位は「無料のインターネット環境」。ウィズコロナでは「通信速度の速いインターネット環境」「ワークスペースを確保できる間取り」が上位にランクインし、オンライン授業やテレワークを実施するための条件・設備がビフォーコロナと比べて人気となった。

2位はビフォーコロナでは「宅配ボックス」だったのに対し、ウィズコロナでは「通信速度の速いインターネット環境」。ウィズコロナでオンライン授業やテレワークを実施する学校・企業が多く、より通信速度の速いインターネット環境を求める人が増えたよう。

3位には、ビフォーコロナでは「スーパーやコンビニなど周辺施設が整っている」、ウィズコロナでは「ワークスペースを確保できる間取り」がそれぞれランクイン。以前は8位だった「ワークスペースを確保できる間取り」は、新型コロナウイルス感染拡大以降に人気の条件となった。

一方、購入編では、売買物件の人気の条件・設備は、ビフォーコロナ1位が「南向き」だったのに対し、ウィズコロナ1位が「ワークスペースを確保できる間取り」で、2020年4月前後で10位から1位に大幅ランクアップしている。

2位はビフォーコロナでは「リビングが広い」、ウィズコロナでは「ワークスペースを確保できる広さ」と、それぞれ広さに関する項目がランクイン。間取り同様、物件を購入する際には広さも重要なポイントとなるよう。

3位はビフォーコロナで「スーパーやコンビニなど周辺施設が整っている」、ウィズコロナで「宅配ボックス」。不動産会社からは「宅配ボックスがあると配達員との対面を避けられるため、コロナ禍で需要が高まりました」「分譲マンションなどでは宅配ボックスはあって当然の設備になりつつあると思います」という声が上がっている。

(一般社団法人 全国賃貸不動産管理業協会2021/12/16メルマガ参照)


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